2026年2月16日
大腸癌における内視鏡クリニックの役割をわかりやすく解説します。
福岡市内(特に福岡市南区・薬院・平尾・高宮エリア)で「便潜血陽性と言われた」「血便が出た」「大腸カメラを受けるべきか迷っている」という方は少なくありません。大腸がんは日本人に非常に多いがんですが、同時に予防・早期発見が可能ながんでもあります。本記事では、最新の医学的エビデンスを踏まえながら、大腸がんの全体像と地域クリニックの役割について解説します。
大腸がんは“いきなり”できるわけではない
多くの大腸がんは、まず「大腸ポリープ(腺腫)」として発生し、数年かけてがん化します。
この“腺腫‐がん連続”という流れがあるため、
ポリープの段階で発見し
内視鏡で切除する
ことで、将来の大腸がんを予防できるのです。
福岡市南区や薬院・平尾周辺でも、40歳を過ぎると検診で便潜血検査を受ける機会が増えます。ここで陽性になった場合、最も重要なのは「放置しないこと」です。
福岡市の大腸がん検診と便潜血検査(FIT)
日本では40歳以上を対象に、年1回の便潜血検査(FIT)が推奨されています。
この検査は簡便で有効性も証明されていますが、陽性となった場合は必ず大腸カメラで精査する必要があります。
便潜血陽性=がん確定、ではありません。
しかし、陽性の約3〜5%前後に大腸がんが見つかるとされ、さらに多くの方にポリープが見つかります。
福岡市南区・高宮・平尾エリアでも、健康診断後に「忙しくて様子を見ている」という方が一定数いますが、これが最も避けるべき行動です。
症状がなくても進行する
大腸がんは初期には自覚症状がほとんどありません。
血便
便が細くなる
貧血
体重減少
腹痛
これらは進行してから出ることが多い症状です。
つまり、「症状がないから大丈夫」は成立しません。
薬院・平尾周辺は比較的医療アクセスが良い地域ですが、それでも検診から精査への移行率が100%になるわけではありません。地域クリニックの役割は、この“最後の一歩”を確実に踏み出していただくことです。
診断後はステージで治療が決まる
大腸がんは進行度(ステージ)によって治療方針が決まります。
● 早期がん(粘膜内〜浅い粘膜下層)
内視鏡治療(EMR/ESD)で根治できる場合があります。
これはクリニックでも対応可能な領域です。
● 進行がん
手術が基本となります。必要に応じて術後補助化学療法を行います。
この場合は、福岡市内の基幹病院と連携し迅速に紹介します。
● 転移がある場合
薬物療法(抗がん剤・分子標的薬・免疫療法)が中心となります。
クリニックの役割:地域の“ハブ”として
当院にような内視鏡クリニックが果たす役割は大きく分けて5つあります。
1)便潜血陽性を確実に内視鏡へつなぐ
検診→精査への移行率を高めることが、地域死亡率低下に直結します。
2)ポリープ切除による予防医療
がんになる前に切除することが最大の価値です。
3)迅速な病院連携
がん疑いの場合、画像・病理・既往歴を整理して速やかに紹介します。
4)治療後フォロー
術後のサーベイランス、生活習慣管理、再発監視はクリニックの重要な役割です。
5)家族歴や遺伝性腫瘍の拾い上げ
若年発症や家族歴が濃い場合、専門施設へつなぐことが重要です。
大腸カメラへの不安を減らす取り組み
福岡市南区・平尾・高宮で大腸カメラを検討する際、多くの方が不安に感じるのは
下剤がつらいのではないか
痛みがあるのではないか
恥ずかしいのではないか
といった点です。
現在は鎮静剤を用いることで、眠っている間に検査が終了するケースも多く、負担は大きく軽減されています。前処置の方法も改良され、以前より飲みやすくなっています。
40歳を過ぎたら一度は大腸カメラを
便潜血が陰性でも、
家族歴がある
便通異常が続く
50歳以上で未検査
という方は、一度大腸内視鏡を検討する価値があります。
特に福岡市南区・薬院・平尾・高宮エリアにお住まいの方は、アクセスの良さを活かして早期検査を受けることが将来の安心につながります。
まとめ:大腸がんは“行動”で防げる
大腸がんは、検診で見つけ、内視鏡で予防し、早期なら治せる
という、数少ない「戦略が明確ながん」です。
地域の内視鏡クリニックは、がん治療の場ではなく、がんを未然に防ぐ最前線です。
福岡市南区・薬院・平尾・高宮で大腸カメラを検討されている方は、症状がなくても当院へ一度ご相談ください。
将来の安心は、今日の一歩から始まります。
